液タブってなに?
こんな疑問にお答えします。
まず、結論ですが。
つまり、スマホやタブレットのように画面上で直接絵が描ける機械の事を言います。
デジタルイラストをする為に必要となる道具で
- アニメーション制作
- イラストレーター
- デザイナー
- 漫画家
など、絵に携わる仕事をしたい人は、確実に使う事になると思います。
また、液タブと似たような道具に『板タブ』というものがあります。
こちらも、液タブ同様にデジタルイラストを描くための道具ですね。
この記事では、『液タブ』ついて詳しくご紹介していきます!
☑この記事で分かる事
・液タブのメリット・デメリット
・初心者におすすめの液タブ
液タブ・板タブとは
まず、『液タブ』『板タブ』について見ていきましょう。
液タブ
液タブは『液晶タブレット』の略称です。
パソコンに液タブを接続して、画面を共有することで液タブ上でイラストが描けるようになります。
みたいなイメージですね!
画面上にイラストが表示されるので、紙に描くのと同じ感覚で絵が描けますよ。
紙に描いている感覚で描けるので、初心者にも優しい商品だね。
板タブ
『板タブ(ペンタブ)』はパソコンと画面共有しないで絵を描く道具です。
板タブ上で引いた線は、パソコンやタブレットの画面上に映し出されます。
マウスの操作を、板タブとペンで行うといったイメージ。
絵の表示画面と、手が離れているので慣れるまで時間がかかります。
慣れるまでは大変だけど、板タブのメリットも沢山あるよ。
メリットは下で紹介するね。
液タブと板タブの違い
続いて、『液タブ』と『板タブ』の違いについて見ていきます。
操作性
・シンプル。画面に直接描きこめるので、初心者でも使いやすい
【板タブ】
・表示画面と絵を描く手元が離れているため、操作には慣れが必要。
液タブは、普通に紙に描く感覚と同じなので慣れる時間が不要で、始めから気持ちよくイラストが描けますよ。
デジタルイラストをこれから始める人は、扱いやすい『液タブ』がオススメです。
板タブは慣れるまで時間かかるし、『全然慣れない』って人もいるよ。
価格
価格は以下の通りです。
板タブ:安い
相場としては
・板タブ:5千~2万円
これぐらいをイメージしておけば、自分にあった商品を手に入れることが出来ますよ。
液タブの特徴
液タブを選ぶ際に知っておきたい情報は以下の2つです。
・メーカーについて
サイズについて
液タブはサイズをインチ表記します。
サイズ | 特徴 |
10~13インチ | コンパクトで持ち運びしやすい。 収納場所も取らないので使いやすい |
15~18インチ | 絵を描くのに、ちょうど良い大きさ。 値段も高すぎず、オススメ。 |
20~25インチ | 画面が大きい。 ストレスなく思いっきり描ける。 |
25インチ以上 | かなり画面が大きい。 ガッツリ描きたい人向け |
私は、15.6インチの液タブを使用していますが、画面も大きく絵が描きやすいです。
しっかり絵を描きたいなら、15インチくらいの液タブがオススメですね。
メーカー
液タブで有名な会社は4つあります。
それぞれの特徴はこんな感じ。
メーカー(会社) | 値段 | 性能 | 製造 |
Wacom(ワコム) | 高い | 良い | 日本 |
XP-Pen | 安い | 良い | 海外 |
Huion(フイオン) | 安い | 良い | 海外 |
Gaomon(ガオモン) | 安い | 普通 | 海外 |
Wacomは日本の液タブメーカーで、昔から人気のメーカーです。
品質が良く、長持ちするのが特徴。
サポートも充実しているので、いざという時に安心の液タブです。
ただ、高い。
他は、海外製の液タブですが、年々品質が良くなってきています。
最近は、Wacomにも引けを取らない高品質な液タブがバンバン発売されています。
個人的には、HUION(フイオン)の『Kamvas』シリーズが今アツい。
安くて品質がいい液タブが欲しいなら、HUIONの液タブが良いかと思います。
失敗しない液タブの選び方については、『【2021年最新版】液タブおすすめランキング10選【初心者向け】』で詳しく解説しているので、参考にしてみて下さいね。
液タブ・板タブのメリット・デメリット
液タブ・板タブのメリットとデメリットを解説していきます。
液タブのメリット
・慣れる時間が不要なため、初心者でも簡単
・デュアルディスプレイとして使用できる
液タブの最大の利点は、なんといってもイラストの描きやすさ。
ペンでタブレット画面に線を引いた瞬間から、液晶タブレット上に線が引かれます。
今まで紙で書いていたものが、単純にタブレット(電子データ)になっただけなので
アナログしか使ったことないけど、うまく描けるかな~
なんて不安になる必要がありません!
ただし、画面はツルツルなので描き心地といった点では紙と少し違いがありますが…
液タブの場合、デュアルディスプレイ(2画面)としてパソコンの画面と液タブ上に表示される画面を別にすることができます。
単純に、パソコン画面が2つに増えるといった感じ。
手元の液タブでイラストを描きつつ、パソコンの本体では参考画像を表示させることができるため、作業がすごく快適です。
液タブのデメリット
・画面が手に隠れる
・画面が熱くなる
液タブの最大のデメリットは、やはり価格面。
板タブと比べると、値段が高いです。
ただ最近では、値段が安く性能もいい液タブが多く販売られているので
「高すぎて買えないーー」
という事はないと思います。
液タブは場面に直接描きこむスタイルなので、画面が手で隠れますね。
ただ、紙に描くときと同じ条件なので、そこまで気にしなくてもOKです。
むしろ、紙よりも手の汚れを気にしなくていいので快適。
また、長時間イラストを描いていると、液タブが熱をおびてきます。
個人的には3時間くらい描いたら、液タブが熱を持ってくるイメージです。
目や首なども疲れると思うので、こまめな休憩をしてくださいね。
板タブのメリット
・手元が隠れない
・首が疲れにくい
板タブは、液タブよりも価格が安いのが嬉しい。
本当に初心者の方で、お試しで買うのはありかと思います
(私の場合は、どうせ欲しくなるので初めから液タブを購入しましたが…)
また、パソコン画面を見ながらの作業となるので絵が手元で隠れません。
この点は、アナログイラストや液タブにない、板タブならではの利点ですね。
また、常にパソコン画面を見ながらの操作でくるので首が疲れにくいです。
液タブだと、下を向いての作業になるので肩や首がこるんですよね~。
板タブのデメリット
もう、これだけ。
これが、唯一にして最大のデメリットです。
画面と、液タブが離れてるので感覚をつかむまで時間がかかります。
「あれ、線を長く描きすぎた!」
とか
「細かい部分の絵がシンドイ…」
などなど。
なんなら、板タブに慣れなくて結局液タブを購入した友人もいます。
「私は、板タブでも大丈夫な気がする!!」
という自信のある人以外は「液タブ」を買った方が良いかなと思います。
まとめ
ということで今回は、「液タブ・板タブの違い」について解説しました。
イラストレーターとして活躍するには、液タブや板タブといったデジタルイラストができると非常に有利です。
一回買えば、その後は『絵具代、紙代、ペン代』が不要になるので、トータルで考えると安くなるのかなと思います。
今が人生で一番若い日なので、ぜひこの機会にデジタルイラストにチャレンジしてみてください!
それでは、また!
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