デジタルイラストを始めるなら、液タブとiPadどっちがいいんだろう？
違いを知りたいな。
こんな疑問にお答えします。
デジタルイラストに挑戦したいけど『iPad』と『液タブ』の、どちらを買えばいいのか悩みますよね。
…いや、そもそも違いが分からんぞ！
という人も多いのではないでしょうか。
ということで、この記事では、
・どっちがオススメか
についてご紹介していきます。
この記事を読めば、自分がどちらを選べばいいのか分かるようになります。
『デジ絵を練習して神絵師になりたい！』という人は、ぜひ参考にしてみて下さい！
まず押さえたい、iPadと液タブの基本
まず、iPadと液タブで大きく違う点は
・液タブでイラストを描くにはPCが必要
です。
液タブはパソコンに繋いで使用するため、パソコンを持っていない場合は購入が必要です。
液タブの中には、液タブ自体にOSが組み込まれており、パソコン不要で使えるものもありますが…
めちゃくちゃ高い
平気で20万とかするので、今回は説明から除外しますね。
また、スマホに接続して使えるタイプの液タブもありますが
画面が小さくて見にくい
という欠点があります。
今回の記事では、しっかりとデジ絵をはじめれることを前提とするため
スマホに接続するという用途は対象外とします。
ちなみに、スマホに接続して使える液タブについては以下の記事にまとめてあります。
つまり、デジ絵を始めるなら
・液タブ+パソコン
を揃える必要があります。
iPadと液タブの違いを比較
iPadと液タブの違いをサラッと説明します。
あー、だいたいこんな感じねー。
くらいの感覚でご覧ください。
| 液タブ | iPad | |
| PC | 必要 | 不要 |
| 充電 | 不要 | 必要 |
| 持ち運び | 出来ない | 出来る |
| 値段 | 2万～10万以上まで幅広い | iPad：38,280円(税込)～ iPad Air：69,080円(税込)～ iPad Pro：94,800円(税込)～ |
| 対象 | 趣味からプロまで◎ | 趣味が一般的 |
| 作業環境 | 広い場所が必要 | 狭くてもOK |
こんな感じ。
結局どちらを買えばいい？
「液タブとiPadの違いは分かった。分かったんだけど、結局どっち買えばいいの？」
はい、こんな人の為に
『iPadと液タブの選び方』
を説明します。
こんな人はiPadがオススメ
iPadがオススメな人は以下の通り。
・パソコンの操作が苦手
・外でもイラストを描きたい人
・趣味やちょっとした仕事で絵を描きたい人
まず、
という人はiPadがオススメ。
パソコン自体が高いので、パソコンと液タブを揃えようと思うと結構お金がかかります。
パソコンはメモリ容量や性能を考えるとノートパソコンよりもデスクトップの方が良いです。
パソコンについて語ると長くなってしまうので、詳しくは省略しますが
と思ってください。
また、パソコン操作が苦手な人もiPadがオススメ。
液タブでデジ絵を描くには
・ネットワークの接続
・液タブドライバーのインストール
・ペンソフト購入
などなど、結構やることがあります。
iPadなら直感的に操作できるし、ペンソフトをインストールするだけで始めれるので
機械音痴な人はiPadが良いかなと思います。
ただ、将来的にイラストレーターやアニメーターとして活躍したいならiPadだと厳しいかも。
プロとして活躍している人は、だいたい液タブを使用しています。
将来プロとして活躍したい人は、iPadより液タブの方がオススメです。
iPadのメリット
iPadの最大メリットは
かなと思います。
お気に入りのカフェで描いてもいいし。
移動中の電車、車の中で描くこともできます。
常にカバンに入れておけば、普段のちょっとした空き時間に描くこともできますね。
この様に、持ち運びがしやすく利便性が高いことがiPadの良さです。
あと、隠れたメリットとして
が、あります。
iPadって第○世代として、数年ごとに最新のモデルが発売されるんですが
型落ちモデルでも2万とかで売れたりします。
「iPadから液タブに変えたいな」
と思っても何とかなるので、とりあえずiPadでデジ絵を経験してみる。
というのもいいかもしれません。
iPadのデメリット
iPadの最大のデメリットは
です。
クリップスタジオとは、ペンソフトのひとつです。
iPadで絵を描くには、ペンソフト（アプリ）をダウンロードする必要があります。
ペンソフトには有料と無料の両方ともありますが、有料の中で一番有名なのが
『クリップスタジオ』
なんです。
クリップスタジオには、”月額制”と”買い切り型”の2種類があるんですが
iPadは月額制のみ利用することが出来ます。
月額制は月480円がかかってくるので、地味に嫌なんですよね。
無料のペンソフトもあるので、最初は無料ペンソフトでいいかなと思います。
ペンソフトについては、下記の記事が参考になると思います。
おすすめiPad
デジタルイラストにオススメなiPadを紹介します。
【安さを重視する】iPad+Apple Pencil（第１世代）
iPadはこんな人におすすめ！
- とにかく安く買いたい人
- 絵が描ければ、他の機能は最低限でいい人
動画編集やゲームをしない人や、動作が多少遅くても問題ない人はiPadが最適です！
値段も他の種類より安いので、お財布に優しいですね。
【品質にこだわるなら】iPad Air+Apple Pencil（第2世代）
iPad Airはこんな人におすすめ！
- Proを買うほど余裕は無いが、品質を上げたい人
- ゲームや動画編集など他の事も楽しみたい人
Pro並みにスペックが高いうえに値段が安いこともあり、発表当時かなり話題になりました。
proとの違いは、容量やサイズの大きさなどの差です。
機能的には10万以上するiPad Proとほぼ同じなのが凄い！！
iPadの選び方をもっと詳しく知りたい方は、下記の記事が参考になります。
こんな人は液タブがおすすめ
続いて、液タブがオススメな人はこんな感じ
・しっかり描きこみたい人
・将来的にイラストを仕事にしたい人
・パソコンを買う予定
そんな人は、液タブがオススメ。
液タブは、2万から10万円以上までと値段の幅が広く
自分の予算に合わせた商品を選ぶことが出来ます。
また、パソコンと接続して使うため容量などを気にする必要がありません。
印刷などもしやすいので、仕事で使う場合などは液タブの方がスムーズに作業できると思います。
液タブのメリット
液タブのメリットは
です。
液タブは、パソコンに接続して使用するため
絵をパソコンの画面で確認しながら描くことが出来ます。
また、液タブ自体もiPadよりも大きいものが多いので
ストレスなく思いっきり絵を描くことができますね。
液タブのデメリット
液タブのデメリットは
外で絵を描こうとする場合、パソコンと液タブの両方を運ぶ必要があります。
デスクトップの場合は電源が必要ですし、そもそも大きいので持ち運びはできないと思ってください。
「いろんな場所で、絵を楽しみたいな」
という人には向かないと思います。
おすすめ液タブ
液タブは作業環境や予算によってオススメが変わってきます。
下記の記事に液タブの選び方をまとめてあるので、参考にしてみて下さい。
ちなみに、筆者はワコムの『 Wacom Cintiq 16』を愛用しています。
値段はそこそこ高いですが、日本製、品質が良いというポイントに惹かれて購入しました。
１年ほど使っていますが、非常に使いやすく大満足の液タブです。
関連記事：ワコム「Wacom Cintiq 16」を買ったので本音レビュー
まとめ｜デジ絵に挑戦しよう！
イラストは描けば描くほど上達します。
もちろん、デジタルイラストでも同じですし
悩んでいる時間がもったいないので、一秒でも早く描き始めるのが良いと思います。
パソコンを買うのはハードルが高いという人は、iPadからはじめて
後々、液タブ環境に変えていくのもアリですね。
iPadは値段が下がりにくく、中古でも高値で売れるし。
この記事が、デジタルイラストを始めるきっかけになれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
それでは、また！
関連記事：パソコン不要で使える液タブまとめ
