社畜とは、社員として勤めている会社に飼い慣らされ、自分の意思と良心を放棄し、サービス残業や転職もいとわない奴隷と化した賃金労働者の状態を揶揄する言葉である。「会社+家畜」から来た造語。
社畜 – Wikipedia (一部加筆)
社畜をご存知だろうか。
社畜とは、奴隷として会社の歯車になり。壊れるまで回り続ける。
非常に恐ろしい現象のひとつ。
社畜。読みは「シャチク」。ローマ字で書くとSHYA-TIKUである。
この記事を読んでいるという事は、今の仕事が社畜っている。
もとい。SHYA-TIKUりまわしている。
そんな人ではないでしょうか。
といいますか。
私も現役社畜でして、月100時間残業を4ヵ月連続こなした経験を持っています。
人よりも少しだけ多く仕事をしている自負がありますので。
一番忙しかった時のスケジュールを紹介しながら、社畜の一日を掘り下げていきたいと思います。
![](https://ohaya55.com/wp-content/uploads/2021/06/59a7095f1f7acc972bdd66d1c780cc05-160x90.jpg)
✔この記事でわかる事
- 社畜とは
- 社畜の生活
- 社畜の特徴
社畜の生活
![](https://ohaya55.com/wp-content/uploads/2021/06/jukan-tateisi-bJhT_8nbUA0-unsplash-800x401.jpg)
それでは、月100時間残業の際のスケジュールを見ていきましょう。
ちなみに日本の法律(労働基準法)によると、月の残業の上限値は100時間。
それ以上の労働は、法律として禁じられています。
100時間以上の残業を強いる会社というのは日本の決まりに縛られない、アウトローな存在であり。
野球でいうところの外角低め。俳優でいうとトム・クルーズ。都市だとニューヨークといったところかと思いますが。
つまり、「ヤバい」。
そんな会社からは、一刻も早く逃げ出すことをお勧めします。
>>【関連記事】会社ガチャ外して人生終わったのなら、再度ガチャればいい
社畜の1日のスケジュールを表すと以下の通り。
・8:30:出社
・17:30:通常業務終了ー残業開始
・23:00:残業終了
・23:30:帰宅
【休日】
・9:00:出社
・16:00:通常業務終了
・18:00:帰宅
だいたい平日に5時間残業、休日は6時間といったとこでしょうか。
土曜日は基本出社し、日曜日は2回に1回出社しています。
社畜の特徴
![](https://ohaya55.com/wp-content/uploads/2021/06/ian-dooley-DJ7bWa-Gwks-unsplash-800x469.jpg)
残業時間で判断するだけでなく、その働き方からも社畜度を確認する事が出来ます。
以下の特徴に当てはまったら社畜の可能性が大きいです。
- 『残業=仕事を頑張っている』という意識がある
- サービス残業に疑問を持たない。低賃金を受け入れている。
- 『やりがい』を求める。
- 役職以上の責任感を持たされる。
- 『広い視野を持て』と言われる。
『残業=仕事を頑張っている』という意識がある
残業をする奴は偉い。だとか
お前の同期は、夜遅くまで頑張ってるぞ。だとか
そんな言葉を受け入れている場合、社畜の可能性があります。
別に残業は偉くないですからね。
残業が多いという事は、『定時内に終わらせる能力がない。』かつ『それにもかかわらず、適切な仕事量を振り分けできない(上司が)』ってことなので。
上司の管理能力不足です。
あるいは、利益を追求する利己的な考えから紡ぎ出された会社の欲望。金の亡者。ダメ絶対。です
まぁ、『残業=会社への貢献度』が高いという考え方は高度成長期時代の名残であって、仕事量に比例して経済が伸びた時代の負の遺産のような気がします。
そのように教育された人たちが、ちょうど役員クラスの時期なので
自分たちと同じような働き方の人間を評価する。
この評価方法が無くならない限りは、社畜が生み出され続けるのだと思います。
サービス残業に疑問を持たない。低賃金を受け入れている
会社員の権利として、自身の労働力を提供する代わりに対価として賃金を貰う。
この流れが一般的だと思うのですが。
社畜社員の場合、賃金以上の労働力を会社に捧げます。
はじめは、サービス残業を嫌っていても
だんだんと、この働き方に疑問を持たなくなります。
日本人の責任感の強い国民性や、周りも同じ環境で頑張っているといった同調圧力などが原因だと思います。
さらには、『自分の仕事が遅いから終わらない』など
自分の能力に責任があるとして納得することもあると思います。
このような考え方を身に付けることが、社畜社員への第一歩です。
『やりがい』を求める
![](https://ohaya55.com/wp-content/uploads/2021/06/327032b6a7c8ce3fd343e81cb5940a41-1-800x420.jpg)
給料が労働量に見合わない場合、その差分の穴埋めとして『やりがい』を持ち出す会社がいます。
厄介なことに、人は『やりがいがある仕事は誇らしい』という心境になりやすく
その憧れや満足感によって、自身の不遇な待遇を許容してしまう感があります。
会社から見れば、これほど扱いやすい人材は無く。
低賃金で、最高の仕事をしてくれるカモとして見られているかもしれませんね。
カモ社畜の出来上がりです。
役職以上の責任感を持たされる
日本人大好き『仕事に責任を持て』です。
これは社会人だけでなくアルバイトなどでも使われるのですが
責任の大きさと給料が見合っていない場合が多い。
『お金を貰っている以上プロなんだから』
このような言葉で給料以上の責任を負わされている場合、焦げ臭いですね。
お金は増やさないけど、責任はとってね。
これを許容してしまう文化が、新たな社畜を生み出します。
『広い視野を持て』と言われる。
一部の会社では、『広い視野を持て』『経営者としての視点が必要だ』などなど
いち平社員に、マネージメント的視点を要求してくることがあります。
通常業務に加え、マネージメント等をこなしている場合、社畜の可能性ありです。
将来的に役職に就くような人は必要だと思いますが、全ての社員が役職に就ける訳ではありません。
将来的に役職につかない可能性が高いにも関わらず、そのような事を要求されている場合は
仕事量が過大である可能性があります。
本来、役職の給料には役職手当と言うものがあり、
会社全体のマネージメントをする代わりにその分給料をもらっています。
『通常業務もしないし、マネージメントも部下に振るとか経営者陣はなんの仕事してるの?』
と言う話ですよね。
まとめ
以上、現役社畜による社畜の実状の話でした。
あなたは社畜でしたでしょうか?
ヤバいなと思ったら、体を壊す前に対策を取りましょう!
\関連記事/
![](https://ohaya55.com/wp-content/uploads/2021/06/59a7095f1f7acc972bdd66d1c780cc05-160x90.jpg)
![](https://ohaya55.com/wp-content/uploads/2021/06/58e4fbaafc9ab21241896cd74f360bd8-320x180.jpg)