残業が当たり前はおかしい?日本から残業が消えない4つの真実

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社畜・仕事論
残業が当たり前なんておかしい!
残業する人が偉いみたいな風潮は間違ってる!

という言葉を、声高に叫びたい…

そんな人も多いかなと思います。

 

かくいう私も、その一人。

 

私は社畜として6年ほど働いており、残業も人並み以上にこなしてきました。

全盛期は100時間を4ヶ月連続していましたね。
(私の会社に労働基準法は存在しなかったらしい…)

実際に会社員として働いて感じた事は、

『日本は残業が当たり前の文化であり、残業をする人間は頑張っているという評価を得られる』

という事。

働き方改革が叫ばれている現代においても、この風潮はなかなか変えれないんだと思います。

 

この記事では、

『残業が当たり前なんておかしい!』

と心から叫んでいる人に向けて。

「そうだよね!残業が当たり前なんておかしいし、考え方が古いよね!」

なんて頷きつつ。

でも日本の労働構造の性質上、残業を無くすことは難しいのではないかな…

という話をしていこうと思います。

 

それでは、どうぞ!

▼この記事を書いた人
月100時間残業を4ヵ月連続で経験し、残業がめちゃくちゃ嫌いになりました。すこぶる嫌いです。その経験を期に『理想の働き方』を探して日々迷子になっております。

 

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ある程度の残業は仕方ない部分もある

私は残業が嫌いです。

『出来ることなら定時に帰りたいし、許されるなら5休2勤くらいにしてほしいなぁ…』

割と本気で、入社後1ヶ月でこんなことを考えていました。

でも。個人的な思いは置いといて、会社としてある程度の残業が必要なのも事実。

 

と、言うのも。

会社員として雇われる以上、会社としての利益は守らないといけません。

でないと会社は社員に給料を払えないし、雇用を守ることができないからです。

 

会社の利益を守るために8時間の仕事で足りないなら残業は必要ですし

お客さんから急な依頼があった場合、会社の信頼を守るために残業は必要です。

よほどの売り手市場でない限り、会社が資本主義という弱肉強食の世界で生き残るためには多少の残業も必要だという事です。

 

もしどうしても納得できない場合、フリーランスや個人事業主という選択肢もあります。

安定した給料が得られない代わりに、自分の好きなように働き方をコントロールできます。

『残業は絶対0時間!私は働きたい時にしか働きません!』

このような考え方を押し通すには、ある程度リスクをとる必要があるかもしれません。

 

でも『残業が当たり前』はおかしい

ある程度の残業は仕方がないとしたのは、会社が潰れないようにするためです。

逆に言うと、会社も潰れないし、顧客の信頼も失わない。

何なら今日やる必要はないし、そもそもやる意味がない。

そんな仕事をおしつけて残業を強要してくる場合は、おかしい。

 

・自分の仕事は終わってるけど、上司が残業しているから帰りにくい。

・勇気を出して定時に帰ったら、上司からやる気がないと言われる。

・『同期は頑張って残業している』など、残業=偉いという風潮がある。

・仕事の準備や雑務など、残業とみなされない作業が多くある。

このような場合は、『……おや??』ですね。

 

会社によっては残業が当たり前となっており、むしろ定時で帰ることを非難する風潮が出来ています。

仕事量の問題ではなく、組織としての意識の問題。

個人ではなく会社の雰囲気としてそうなっている場合が多いので、自分の努力ではどうにもならないないことも。

 

こういった会社に就職してしまった場合、上の層の世代交代まで耐えるか転職で環境を変える必要があります。

 

残業が無くならない理由

そもそもの話。日本は労働構造の性質上、残業が無くなりにくいんですね。

無くなりにくい理由は下の通り。

  • 会社にとって残業は圧倒的に合理的である。
  • 高度成長期時代の人間が役員クラスである。
  • 残業を考慮した給与形態。
  • 一人残らず出世競争に参加させられている。

 

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残業は合理的である

すみません。”会社にとって”合理的だ。が正解です。

と言うのも、年間を通して業務量が一定の会社って少ないですよね。(工場などは一定ですが)

時期によって繫忙期があれば、逆に暇な期間もある。

会社としては、繁忙期を乗り越えれる人員を確保する必要があり。

その人員を合理的に確保できるのが、社員一人当たりの生産量を増やす…つまり、残業をさせるということです。

 

人を雇用するには時間もお金もかかります。

新人採用をして、教育して、戦力になるのは早くて1年、もっとかかるかも。

また、繁忙期に合わせた雇用の場合、そうでない期間は人が余ります。

余る人が多いほど、会社として損失が生まれます。

 

『人を雇用するより、残業を増やす方が合理的』会社としてはこのような考え方なのです。

 

高度成長期時代の人間が役員クラスである

今の日本は、戦後の高度成長期に支えられ発展を遂げています。

高度成長期の働き方は今より猛烈で、朝から晩まで働きまくっていたらしい…

 

現代はIT技術が発達し、あらゆる作業が効率的にこなせるようになったり。

終身雇用や年功序列制が崩壊しつつあったりと、昔と労働環境が大きく変化しています。

 

高度成長期時代に会社を支えていた世代が今の役員クラスにいる場合。

『昔の働き方』つまり『朝から晩まで、身を粉にして働く』という働き方が評価されやすくなります。

評価する人間が、そうやって働いてきたのでその働き方を正解だとするわけです。

つまり、会社の役員が入れ替わるまで頑張るしかないという事ですね!

 

残業を考慮した給与形態

『残業代が無いとやっていけない…』

こんな人も多いんじゃないかな、と。

 

残業をしたいわけでは無いけど、生活費を稼ぐためにしょうがない。

そのような環境では、残業が無くならないのもしょうがないですね。

 

一人残らず出世競争に参加させられている。

会社員として入社した場合、本人の意思とは関係なく”出世競争”という荒波に巻き込まれます。

本人が出世に興味ない場合でも、上司あるいは部署としては若手を育てるという信念のもとにガシガシ成長を求めてきます。

その結果、『お前の同期はあんなにも、残業をしているぞ?』と言ったような発言につながるわけです。

 

会社員である以上、出世競争から抜けることは難しい。

年齢を重ねる中で、意図せずレールから外れることはありますが…

 

この出世競争に参加しているうちは、残業を減らすのは難しいかもしれません。

 

まとめ:会社を変えれないなら自分で動くしかない

IT技術が発達した今、転職活動はわりと簡単で身近なものになってきています。

私の会社の同期は30人ほどいましたが、10人ほど転職しました。

社会人生活って40年ぐらいありますし、余裕で人生の半分以上の時間を費やします。

会社ガチャを外したのなら、もう一度ガチャしてみるのもいいかもしれませんね。

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転職はちょっと……という方は、副業をしましょう。

会社以外の収入源があれば、『今の会社で出世が出来なくても大丈夫』といった余裕が生まれます。

そうなれば、周りの目を気にせず定時に帰ることも余裕です!

『最悪会社やめればいいや』

ここまでこれば、選択の幅がグッと広がりますよ!

ちなみに、私はブログを始めました

ブログって言うと、日記のようなものを想像される方が多いと思いますが

実は自分のWebメディアをつくって情報を発信しつつ広告収入を得るという、れっきとした事業になります。

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